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  • LinkedIn vs. Wantedly:日本型SNS採用プラットフォームの特徴と活用法

ビジネス特化型SNSを活用した採用活動が注目を集める中、特に日本市場ではLinkedInとWantedlyという2大プラットフォームが存在感を示しています。本記事では、両プラットフォームの特徴を詳しく比較し、業種別の効果的な活用方法をご紹介します。

プラットフォームの基本的特徴

LinkedInの特徴

グローバルスタンダードのビジネスSNSとして知られるLinkedInは、世界9億人以上のユーザーを抱え、日本国内でも急速にユーザー数を伸ばしています。

主な特徴:

  • グローバルな人材ネットワーク
  • 詳細なキャリア情報の可視化
  • 業界動向や専門知識の共有機能
  • 多言語対応

Wantedlyの特徴

日本発のビジネスSNSとして、特に若手からミドル層の転職市場で強みを持つWantedlyは、国内ユーザー数200万人を突破しています。

主な特徴:

  • 企業文化や価値観の視覚的な表現
  • カジュアルな職場訪問機能
  • プロジェクトベースの募集に強み
  • 日本企業特有の採用プロセスへの適合性

機能比較と活用シーン

1. プロフィール機能

LinkedIn

  • 詳細な職歴やスキルの記載
  • 推奨文(レコメンデーション)機能
  • スキル認証システム
  • 多言語プロフィール作成機能

Wantedly

  • ビジュアル重視のプロフィール
  • プロジェクト実績の展示
  • 興味・関心分野の表示
  • 職場の雰囲気が伝わる写真機能

2. 採用機能

LinkedIn

  • 高度な人材検索機能
  • InMailによるダイレクトリクルーティング
  • 求人広告の詳細なターゲティング
  • 応募者のキャリア分析ツール

Wantedly

  • 「話を聞きに行く」カジュアル面談機能
  • プロジェクトベースの募集フォーマット
  • 社内文化や働き方の視覚的アピール
  • イベント告知・参加管理機能

業種別の適切なプラットフォーム選択

IT・テクノロジー業界

LinkedIn活用のメリット

  • グローバル人材の採用
  • 専門的なスキルセットの検索
  • 技術記事の発信による企業ブランディング

Wantedly活用のメリット

  • スタートアップ文化の発信
  • エンジニアコミュニティとの交流
  • 副業・案件ベースの人材募集

製造業

LinkedIn活用のメリット

  • 海外拠点との人材交流
  • 専門職種の採用
  • グローバルサプライチェーンでの関係構築

Wantedly活用のメリット

  • 若手技術者の採用
  • 工場見学イベントの告知
  • 職人技術の魅力発信

サービス業

LinkedIn活用のメリット

  • 管理職候補の採用
  • インバウンド対応人材の確保
  • ブランド価値の向上

Wantedly活用のメリット

  • アルバイト・パート採用
  • 店舗の雰囲気発信
  • 接客スタッフの募集

効果的な活用のためのポイント

LinkedIn運用のベストプラクティス

  1. コンテンツ戦略
  • 業界専門知識の定期的な発信
  • 英語でのポスト併載
  • 社員の活躍事例紹介
  1. ネットワーキング施策
  • 業界グループへの積極的な参加
  • オピニオンリーダーとの関係構築
  • 社員アンバサダープログラムの実施

Wantedly運用のベストプラクティス

  1. ビジュアルコミュニケーション
  • オフィス環境の魅力的な写真
  • 社員インタビュー動画
  • イベントレポートの投稿
  1. エンゲージメント向上策
  • カジュアル面談の積極的受け入れ
  • 社内イベントのオープン化
  • プロジェクトストーリーの発信

プラットフォーム選択の判断基準

採用目的に応じた適切なプラットフォーム選択のポイントは以下の通りです:

  1. 採用ターゲット層
  • 経験者採用:LinkedIn
  • 若手・第二新卒:Wantedly
  1. 求める人材タイプ
  • グローバル志向:LinkedIn
  • ベンチャー志向:Wantedly
  1. 企業規模・知名度
  • 大手・外資系:LinkedIn
  • 中小・スタートアップ:Wantedly

まとめ

LinkedInとWantedlyは、それぞれ異なる特徴と強みを持つプラットフォームです。自社の採用ニーズや目的に応じて、両プラットフォームを使い分けることで、より効果的な採用活動が実現できます。

特に日本市場では、LinkedInのグローバル性とWantedlyのローカライズされた機能を組み合わせることで、幅広い人材層へのアプローチが可能となります。今後は、両プラットフォームの特性を活かしたハイブリッドな採用戦略の構築が、企業の競争力強化につながるでしょう。

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介護経営総合研究所 代表 五十嵐太郎
名古屋大学経済学部を卒業後、株式会社リクルートにて通信事業、ブライダル事業、マーケティングに従事。
その後、民間介護会社、社会福祉法人にて大規模な経営改善を実現。2021年4月介護経営総合研究所を創業。
改善実績:採用コスト2,000万円削減、離職率5割削減、採用単価3万円で200人採用、人材紹介・人材派遣0
人材紹介会社費用の9割減、東京にて施設開設時に160人採用、利益率4倍、薬剤師応募を1時間で獲得、他多数。

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