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SEO対策として重要なページ速度改善法

ページ速度の改善は、SEOとユーザー体験の両面で重要な要素となっています。1秒の遅延がコンバージョン率を7%も低下させるというデータもあり、その重要性は年々高まっています。本記事では、ページ速度改善の具体的な手法とその効果について解説します。

ページ速度が重要な理由

SEOへの影響

Googleは2021年以降、コアウェブバイタルをランキング要因として重視しています:

  • Largest Contentful Paint (LCP)
  • First Input Delay (FID)
  • Cumulative Layout Shift (CLS)

ユーザー体験への影響

速度低下は以下の指標に直接的な影響を与えます:

  • 直帰率の上昇
  • 滞在時間の減少
  • コンバージョン率の低下
  • ユーザー満足度の低下

具体的な改善手法

1. 画像の最適化

基本的な対策

  • 適切なフォーマットの選択
  • JPEG:写真画像
  • PNG:グラフィック画像
  • WebP:最新の圧縮形式
  • 画像サイズの最適化
  • 表示サイズに応じたリサイズ
  • 適切な圧縮率の設定
  • 遅延読み込みの実装

先進的な手法

  • 次世代フォーマットの採用
  • レスポンシブ画像の実装
  • CDNの活用
  • 画像スプライトの使用

2. コードの最適化

JavaScriptの最適化

  • コードの圧縮(ミニファイ化)
  • 遅延読み込みの実装
  • 非同期読み込みの活用
  • 不要なライブラリの削除

CSSの最適化

  • クリティカルCSSの抽出
  • 未使用コードの削除
  • スタイルシートの結合
  • メディアクエリの最適化

3. サーバーサイドの改善

キャッシュ設定

  • ブラウザキャッシュの活用
  • サーバーサイドキャッシュの設定
  • CDNの適切な設定
  • キャッシュヘッダーの最適化

データベース最適化

  • インデックスの適切な設定
  • クエリの最適化
  • データベースの定期的なメンテナンス
  • 不要なデータの削除

測定と分析

1. 主要な測定指標

コアウェブバイタル

  • LCP(Largest Contentful Paint)
  • 目標:2.5秒以内
  • 主要コンテンツの表示速度
  • FID(First Input Delay)
  • 目標:100ミリ秒以内
  • インタラクティブ性の指標
  • CLS(Cumulative Layout Shift)
  • 目標:0.1以下
  • 視覚的安定性の指標

その他の重要指標

  • Time to First Byte (TTFB)
  • First Contentful Paint (FCP)
  • Time to Interactive (TTI)
  • Total Blocking Time (TBT)

2. 分析ツール

主要なツール

  • Google PageSpeed Insights
  • Lighthouse
  • WebPageTest
  • GTmetrix

継続的なモニタリング

  • Search Console
  • Google Analytics
  • リアルユーザーモニタリング(RUM)
  • カスタムレポートの作成

アドバンスド最適化テクニック

1. プリロードとプリフェッチ

リソースの事前読み込み

<link rel="preload" as="image" href="hero.jpg">
<link rel="prefetch" href="secondary-page.html">

DNS事前解決

<link rel="dns-prefetch" href="//example.com">
<link rel="preconnect" href="//example.com">

2. HTTP/2の活用

主な利点

  • 多重リクエストの効率化
  • ヘッダー圧縮
  • サーバープッシュ
  • ストリーム優先順位付け

実装のポイント

  • SSLの設定
  • サーバー設定の最適化
  • リソースの適切な配置
  • 監視体制の構築

モバイル最適化

1. モバイルファーストの対応

レスポンシブデザイン

  • フレキシブルグリッドの採用
  • ビューポートの適切な設定
  • メディアクエリの活用
  • タッチ操作の最適化

AMP対応の検討

  • AMPの実装判断
  • パフォーマンスの比較
  • 運用コストの検討
  • ROIの評価

まとめ

ページ速度の改善には、以下の3つの要素が重要です:

  1. 継続的な測定と分析
  2. 段階的な改善の実施
  3. ユーザー体験を考慮した最適化

特に重要なのは、単なる数値の改善だけでなく、実際のユーザー体験の向上を重視することです。

技術的な最適化と並行して、ビジネス目標との整合性を保ちながら、継続的な改善を進めることで、長期的なSEO効果とユーザー満足度の向上を実現できるでしょう。

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介護経営総合研究所 代表 五十嵐太郎
名古屋大学経済学部を卒業後、株式会社リクルートにて通信事業、ブライダル事業、マーケティングに従事。
その後、民間介護会社、社会福祉法人にて大規模な経営改善を実現。2021年4月介護経営総合研究所を創業。
改善実績:採用コスト2,000万円削減、離職率5割削減、採用単価3万円で200人採用、人材紹介・人材派遣0
人材紹介会社費用の9割減、東京にて施設開設時に160人採用、利益率4倍、薬剤師応募を1時間で獲得、他多数。

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